2018/08/03

大阪の民泊プレイヤー事例 04:民泊清掃会社

取材協力:株式会社 Edeyans 代表 片山様

事業をスタートしたきっかけを教えてください

事業を始めたのは1年前の20178月。当時僕は学生で、大学4回の時に1年間休学をしてベトナムのスタートアップでインターンをしていました。元々、学生の間に起業をしようと考えており、帰国し日本で自分の会社を作る時は、インバウンドの領域で勝負しようと。

最初は、ガイドとして日本人の学生とインバウンドの人たちを繋げる事業を始めましたが、なかなかうまくいかず。それでもインバウンドでこだわりたいと思ったとき、ベトナムや海外で利用経験がある民泊が面白そうだなと。なかでも清掃領域なら勝負できるのではと考え、ガイド事業から民泊清掃事業へシフトしました。

はじめた当時の事業はどうでしたか?

まだ大学生だったので、後輩がクリーナーとして10人くらい入ってくれたりと、本当に身内でやっていました。僕が営業先をネットで探しテレアポして、少しずつ仕事が入ってという感じ。自分自身も掃除をしていましたしね。

最初は個人の民泊から始まりましたが、スタートから合法物件のみにこだわっていたことが評価され、徐々に案件が増えて大手さんからもお声がけいただけるように。今ではご紹介や既存のお客様のみで事業は成長しています!

現在お客様はどれくらいいらっしゃるのですか?

民泊だと200以上、ホステルなど民泊以外は9棟あります。小さいホテルから190床近くあるところなど、掃除量がかなりあるので、クリーナーさんも多く抱えています。

クリーナーは何名くらい在籍していますか?

直営だけで80名くらい、パートナー会社含めると100名近くいます。留学生雇用をしていて、ベトナムをはじめ、中国や韓国など、スタッフの約7割が留学生です。

実は留学生のうち、日本で働きたいという人は約9割。そんな彼らが今後日本で働くには、日本に適応するために良い意味で日本人にならなきゃいけないと思うんです。そういう意味で、清掃を通してしっかりと日本に適応し、そして人から信用されるためにうちで学んでもらおうと。

清掃って日本の職人芸だと思っていて、清掃ができる人って僕自身、とても信頼できるんです。

また、外国人にとって良い労働環境を提供することを意識しているので、スタッフの紹介で新しいスタッフが入ってきたりと、スタッフに困ったことがありません。それがうちの強みだと思っています。

どのようなスタッフ教育をしているのですか?

中国チームリーダーやベトナムチームリーダーなど、出身国ごとにアルバイトの中からリーダーを決め、組織構築を重点的に行っています。僕自身、アウトプットが一番学習効果が高いと思っているので、新人が入ったら同じ国の先輩が教えるなどして、すぐ教える側に回ってもらう仕組みを作っています。

清掃以外のところでも、8月にビジネスマナー研修を開催予定。クライアントやホテルの人と接する機会が多いので、あいさつの仕方だとかを自社で研修プログラムを開発するなど、色々トライをしている段階です。

業務上ではどの言語を使用しているのですか?

たまに英語もありますが、基本は日本語です。日本に留学やワーホリで来ているので、しっかり日本語を勉強してもらうために英語を使わせないようにしています。その甲斐もあり、すごく日本語の上達の早さを感じますね。

掃除って一人でモクモクやると思われがちですが、チームで動いているので、結構コミュニケーションをとる機会が多く、彼らの上達の早さをすごく実感しています。

どういった部分がこの仕事のおもしろさですか?

やはりクライアントさんから清掃を褒められたり、「○○さん、いいね!」と名指しでクリーナーさんを褒めてもらえると嬉しいですね。

それにマーケットにチャンスがあるし、清掃の部分で困っている人はとても多いので、その手助けをチームでできるのは面白いです。清掃が民泊市場を支えていると僕は信じています。

大阪・京都・奈良などの関西と福岡で事業をしていますが、やはり宿泊施設に対し、清掃の数が足りていない状況です。ただ清掃は参入障壁が低く、クリーナーさんを10人くらい集めればある程度利益は作れると言われています。でもそれだと業界を変えられないと思うんです。

うちは何件やったという実績が企業にとって売上になるけど、ホストさんにとっては関係のないこと。

内部の組織構築や評価制度、マニュアルを整え、きちんとオペレーションできることがホストさんにとって一番だと思うので、そうした基礎となる部分を固めることに注力しています。そこができれば、仕事は後からついてくると思っていますしね。

仕事において大変な部分はどんなところですか?

やはり連休最終日など清掃案件が多いときは、チェックインに間に合わせることが大変ですね。11秒を争いますが、そこがやりがいでもあります。

あと、うちは学生ばかりなので、午前の授業・午後の授業の子が半々くらい所属していて、午前と午後はメンバーが総入れ替えで働くため、シフト管理も大変な部分。

留学生というと働くスパンが短いと言われますが、日本語学校を出たら大学か専門学校に通うつまり、6年間は学生として滞在するので、結構長く働けるんです。

だから僕たちは良い労働環境を提供し色々サポートをしてあげる。そうなると彼らも長く働いてもくれるし、お互いにとって良いのかなと。

今後の目標について教えてください

2020年までに全国展開をしたいと考えています。業界で一番になるって、とても価値のあるものだと思っているので、そこはこだわって本気で目指したいです。

また事業のミッションとして、清掃、そしてブルーカラーの価値を上げていくことを掲げています。賃金面からしても、清掃はまだまだ敬遠されがちな仕事。でもIT化など時代が進んだときに、絶対に先に無くなるのはホワイトカラーだと思いますし、その時にブルーカラーの価値が上がってくるはず。この先100年経ってもロボット化は難しい、無くてはならない仕事だからこそ、うちが先頭に立って価値を上げていきたいです。

これから民泊事業を始める方へメッセージ

観光立国として国も舵を切りましたし、民泊という可能性溢れる新しい産業で日本を元気にしていきたいですね。うちは清掃という面から全力でホストさんと向き合うので、ぜひお困りでしたら声を掛けていただきたいです。

また僕自身、クリーナーさんを大切にする会社が勝つと考えているので、クライアントさんと同じくらいクリーナーさんを大事にすることが、事業成功に繋がると思いますよ。

ぜひ僕たちと一緒に民泊事業をサポートしていきましょう。

<株式会社Edeyans概要> 住所:大阪府大阪市中央区北浜2-1-9 代表:片山 裕之

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