取材協力:Owner’s Life(テイケイハウス株式会社) マネージャー 田井様
事業をスタートしたきっかけを教えてください
当社は元々、千葉に本社を構えた建築や住宅販売など不動産事業を主としている企業で、3年前に沖縄で民泊を運営されている方から事業の話を聞いたことがスタートのきっかけになりました。 そういう仕事があるんだと知ってから社内で話し、まずは沖縄の軍人向けの賃貸住宅を借りて民泊を始めました。民泊運営に関するノウハウはあったのですか?
いいえ。そのため法的な部分と実務的な部分は、本を読んで少しずつ学んでいきました。 あとは「南の島」「南国リゾート」「非日常」という沖縄のカテゴリーを客観的に見たときに、どんな人が沖縄に来るのか、何があったら嬉しいのかというものを当てはめていき、徐々にノウハウをつけていきました。 管理物件も色々あり、例えば富裕層の方が沖縄で海が見えるところに物件を作った場合、自分たちが利用する時以外は空き家になっていることがほとんどです。 私たちはその時期を収益物件にしていくことが根底にあるので、物件自体が特殊なものが多いですね。 民泊新法の施工に伴い、保健所さんと色々やり取りをしていく中で、駆け付け要件などの観点から現在は名護・那覇・北谷の三か所に営業所を設けています。実際のオペレーションをするスタッフは、一番中心のエリアになる北谷に集中しています。![](https://vacation-stay.jp/contents-files/wp-content/uploads/2018/09/27191230/okinawa-05-02.jpg)
現在、管理物件はどれくらいあるのですか
準備中のところも含め今はちょうど35件超えまして、稼働しているのは32件ぐらいです。 法改正によりアパートやマンションタイプが軒並み営業できなくなったため、現在は簡易宿所のライセンスで運営する一戸建てタイプがほとんどです。 沖縄で知り合っていく人たちの中で色々手伝ってもらうなどでスタッフが増えていき、今は地元の方を中心に6名が在籍しています。 最初はこちらでマニュアルなど大枠を作りましたが、今はエリアで個々に話し合いながら、いいものを選んでいます。管理物件数を増やせた要因を教えてください
法改正をはじめとする色んな幸運が重なったというか、タイミングが良かったのだと思います。 以前は一人でやっていたので物件数は10もなかったのですが、新法施工に伴い、やれるところ・やれないところを比較的判断しやすかったこともあります。 今はある程度ノウハウが蓄積されてきたので、物件数は増やそうと思えばできるのですが、無理に引き受けることでトラブルの原因にもなりますし、しっかり方向性を決め収益性のあるところだけ携わっています。御社ならではの強みは何ですか?
当社の主事業が不動産ということもあり、物件紹介から部屋づくり、管理まで一貫して行えることです。 オーナー様とゼロから作っていけますし、マイナスになるような物件は管理してないですね。 また北谷を中心に物件管理をしているのですが、エリア的にアメリカの基地がたくさんあるため、スタッフも英語が話せる人が多く在籍しています。それによりコミュニケーションの面でもゲストさんときちんと向き合い対応していけることが強みです。![](https://vacation-stay.jp/contents-files/wp-content/uploads/2018/09/27191212/okinawa-05-03.jpg)